勉強

辞書・事典

今日も閉室まで図書室に籠っていた。上述の本で紹介されていた事典・辞書類を中心に、有益な道具がいつでも使えるようになっておかなければならないんで。しかし、大抵のものが揃っていることに驚かされる。バウアーやキッテルはもちろんのこと、The New Int…

すばらしい蔵書量!!

ここで勉強することに決めた第一の理由が、神学書の蔵書数の多さである。重要だと教えられた辞書、事典類が全部揃っているし、ミーニュもちゃんと揃っている。前にもミーニュには驚いた憶えがあるのだが、それと知って改めて手に取ってよく見てみて、またま…

マルコ16章8節の終わり方

もひとつ授業があって、先週長々と書いた復活に関するもの。先週、佐藤さんの雑誌記事の紹介を担当した友人が、今日はマルコ16章1−8節の発表をしたのでまた参戦。彼が取り上げたのは、8節で突然終わっているという問題と、空の墓発見の女性がどのように位…

発表とテスト

2度目の修論の中間発表が終わった。発表の準備をしながらわかったのは、勉強しなければならないことが山積みだ、ということである。前に書いたリンゼイの論文で疑問に感じたnomizeinという動詞の七十人訳以降、新約での扱われ方に関して調べたことを主に発…

私にとって「復活」とは

イエスの復活について考えていこう、という授業がある。登録してないので余裕がない時には出ていないが、今日は友人が発表するということもあって参戦した。 扱われた論文は『私にとって「復活」とは』(isbn:4818405248)に収録されている渡辺英俊「イエス…

エレミヤ発表

ようやく2回にわたるエレミヤ30章の発表が終わった。といっても、2回目のための準備は結局あまりしなかった。ほぼ訳しただけ。13節が翻訳上一番問題になる箇所と思っていたのだが、原因の一つは、「傷」という単語のザインをツァディクと間違って辞書で調…

木曜会

これを勉強のカテゴリーに入れていいのかよくわからないが、論文テーマに関係していくだろう話がメインだからまあよしとしよう。毎週木曜に西明石から友人が来るので、もう一人の友人と夕食を食べながらいろんな話をするのが恒例化してきた。今、勝手に木曜…

ギリシャ語特訓3回目

某所でのギリシャ語の訓練の3回目。 前回急いで終わらせたんで、1章17節の確認から。αυτοςと主語が置かれているが、καιで結ばれた前の文と主語がヨハネのままで交替していないので、ギリシャ語としてはこの代名詞は必要のないものだそうだ。わざわざ書かれ…

今日のギリシャ語

ルカ15,31から。中性名詞の複数が主語の場合、述語動詞は単数形。確かに、 isbn:4000201255 ギリシア語入門 改訂版田中 美知太郎 松平 千秋岩波書店1962-05売り上げランキング 282,125おすすめ平均 古典ギリシア語入門書の決定版基本的に古典ギリシア語授業…

イエスの復活

昨日の授業で、「イエスの復活」について考えた。大変面白かった。色々書きたいが、そう思っているといつまでも書けそうにないんで、思ったことを一言だけ。後は追々機会を見つけて書いていけたらと思っています。 人間であるイエスが神となったことが「復活…

田川塾

今日と来週と西宮で田川塾。京都と同じ新約概論だが、こちらは月2回ほどのペースなので、すでに擬似パウロ書簡も終わってヨハネ福音書に入っている。ブルトマンの註解がいかにすぐれているか、という話に始まり、この福音書のわけのわからなさ、そしていわ…

エレミヤ30,4-11

エレミヤの発表がようやく終わった。終わったといっても11節までしか終わらず、来週もう一回ある。今回結局16節までしか準備できなかったので、残り8節もある。ふぅ、大変だ。 問題になったのは、まず5節。冒頭の「確かにこうヤハウェが言った」をBHSは付…

発表の準備

今日はひたすら明日の発表の準備。翻訳に時間がかかるのがわかっていたので一番短い章を選んだが、ともかく時間がかかる。準備期間も一番短かったので大変だ。木曜日は3つの授業に出ているが、どれも登録しているわけではないので、今日は全て自主休講。研…

ヘブライ語前置詞の人称語尾

エレミヤ30章の発表の準備をしながら気付いたこと。ヘブライ語の前置詞mとkに人称語尾がつく場合、不規則なものが多い。谷川さんの文法書旧約聖書ヘブライ語独習にもちゃんと強調されていたが(53頁)、こういったものは具体例に出くわしてみないとなかな…

神学講座

いつもは第4火曜にある京都での田川先生の神学講座が今日あった。7時から、洛陽教会で。2年前から出席しているのかな。月1回、年間10回程度しかないもんだからなかなか進まない。現在第2コリントス書の途中。今日は「縫合説」を詳しく扱った。一番面白…

論文or感想文?

ゼミである人の発表があった。聖書学に関して一般に利用できるデータベースの現状では不十分な、複雑な構造をもあつかうことができるようなデータベーススキーマの開発を目指す、ということらしい。が、これは明らかに分野違い。そのスキーマを使ってどのよ…

ルカ15章「二人の息子の父親」

春学期は病院での臨床牧会訓練という授業に出ていたのだが、秋学期はキリ文の公開講座でルカを原典で読んでいる。前回は説明だけだったので、実際に読むのは今日から。15章21-23節だった。よく知られた話で、ギリシャ語もそれほど難しくない。πατηρが呼格に…

ヘブライ語会話

4限はヘブライ語会話の授業である。夏休みの間まったく勉強しなかった。先生もそのことは十分承知で、すっかり忘れてしまってるだろうけど、頭のどこかに残ってるもんだよ、と励ましてくれた。確かに、やり始めるとどんどん思い出してくる。春学期と同じ4…

新約ゼミのレポート

現在午後7時過ぎ。ただいまお昼のお弁当を食べたとこ。ぎりぎりまで3限に提出の課題をやってて、その後3、4、5限があったので、食べる暇がなかった。結局、英語論文を2本要約するのは時間的に無理だと判断して、カドバリーをあきらめ、以前から読んで…

聖書学に関する論文2本

を読み、それぞれ1000字程度で要約せよ、というのが夏休みの間にやるべき課題だった。明日が提出期限。まだ全然できてない。どうしましょ。先日、どの論文にするかようやく決定したばかりだ。一つは前から考えていたπιστ-語群に関する10年ほど前のLindseyの…

ルカ7章とドイツ語

今日は授業が2つあった。2限がルカの原典購読。3限がドイツ語。 原典購読といっても、学生に求められるのはギリシャ語を1人1節読むだけ。しかも、発音やアクセントが間違ってても直してもらえない。これではギリシャ語を読む力はつきそうにない。自分で…

註解書の索引作り

TAの仕事として(?)、ある註解書の索引作りをしている。原著が古いドイツ語の本なので、ゴチック文字を読むのにまず苦労する。原著の索引にあるそれぞれの単語について、該当ページのどこにあるのかを探す。索引には名詞として書かれているのに、本文中で…

ルカ1,4-17

先月から某所でギリシャ語を見てもらっているのだが、本日が第2回目。1回に1章ずつくらいのペースでいきたいけど、1章は2、3回かかるだろう、と言われていたのだが、前回は序文さえ終わらなかった。ということで、今日は4節から。どう訳したものかよ…

ルカ福音書の序文

今日は授業は1コマだけで、しかも学期初めのガイダンス的なものだったので、残りの時間は主にルカ福音書の冒頭を読んでました。といっても、ほぼ一語について。3節に出てくるπαρηκολουθηκοτιという単語。Vocabulary of the Greek Testament(VGT)を初めて…