預言と福音

 東神大で勉強されたことがあるという方からオークションを通じて「預言と福音」という雑誌を譲って頂いた。関根正雄先生の主筆で、1950年4月から1988年8月まで続いたものらしい。その後1989年1月からは「新・預言と福音」と名前を変えて現在に至っているようだ。著作集の別巻補遺には64号までの巻頭言が載せられているようだが、現在どのような形で発行されているか知らない。川島重成『イエスの七つの譬え』(isbn:4921091021)が86年から99年にかけてこの雑誌上を中心として公表したものがもとになっているらしい(http://www.sanriku-pub.jp/a-r8-hiro.html)。「預言と福音」でググってもあまり情報がない。結構意外な組合せなのか。
 この雑誌、アジア一のキリスト教書籍の蔵書数を誇るらしいうちの大学にも全号揃っていない。雑誌を譲って下さった方のお話では、東神大でも「アジア一」と言っているらしい。どっちが正しいのか(あるいはどっちも間違っているのか)はさておき(笑)、この雑誌に関しては東神大の勝ちで、「新」も含めて全号揃えているのは日本で東神大しかない。他国にある雑誌とも思えないので、世界で唯一なのかもしれない。神戸松蔭が「新」のごく最近のものだけがない。まだ登録されてないだけなのかな?
 で、うちの大学には77年までのものしかなく、その部分もところどころ欠けているものがある。今回譲って頂いたものは、83年のものまであった。始めから全て、というわけではないが、大学図書館にないものが何冊も含まれていることだろう。図書室にあっても雑誌は借りられないので手許にあったらいいな、というくらいの気持ちで落札したのだが、思っていた以上に貴重なものということがわかって驚いている。ぱらぱらと眺めているが、面白い文章が多い。「預言者の信仰」なんて連載もある。預言者の研究をしている方、注目ですぞ〜