神学書186冊!
知り合いの方が、20年近く前に亡くなられたご主人の蔵書を引き取ってくれないか、と仰って下さって、弟と二人で出掛けた。神学博士号を取られた後、亡くなるまで文学部で教えておられた方で、組織神学や宗教哲学を専攻なさっていたようだ。なので、組織神学や哲学、またアメリカで博士号を取られたのでアメリカの宗教史に関する本が多かった。バルトやブルームハルト、ティリッヒの他にモルトマンのものが多くあったのだが、後から奥様に聞いてみると、ドイツに留学しておられた時にモルトマンに師事しておられたのだそうだ。大半の組織神学や教会論などの本にはあまり興味がないのだが、聖書学関係の本もたくさんあって、本のチェックにかなり熱中してしまった。弟はバルトを勉強しているのと、4月から牧会に出ることになっていることから、バルト関係や実践的な本を中心に選んでいた。結局、二人合わせて186冊も選んでいた。買えば相当な額になる本、そもそも買うことすら困難な本もいくつかいただいたのだから、無駄にすることなくしっかり勉強しなければならない。
- 聖書
- 辞書・文法書
- 聖書学
- 田川建三『マルコ福音書』
- コンツェルマン『時の中心』
- トロクメ『ナザレのイエス』
- エレミアス『イエスの宣教』
- ツァーラント『史的イエスの探究』
- シュヴァイツァー『イエス・キリスト』
- シュヴァイツァー『新約聖書における教会像』
- タイセン『イエス運動の社会学』
- ケーゼマン『イエス最後の意志』
- ケーゼマン『パウロ神学の核心』
- ボルンカム『パウロ』
- 佐竹朗『使徒パウロ』
- ディベリウス『パウロ』
- ローゼ『新約聖書神学概説』
- ロビンソン『神への誠実』
- 熊沢義宣『ブルトマン』
- ヘンゲル『ユダヤ教とヘレニズム』
- ドゥ・ヴォー『イスラエル古代史』
- リングレン『イスラエル宗教史』
- エールリッヒ『イスラエル史』
- ヤディン『マサダ』
- 関根正雄『古代イスラエルの思想家』
- 前田護郎『ことばと聖書』
- ホスキンス/デイヴィ『新約聖書の謎』
- バレットのヨハネ福音書注解
- セルウィンの一ペテロ書注解
- 組織神学など
- ティリッヒ著作集全十巻+別巻3冊、他ティリッヒ関係2冊
- ブルームハルト関係10冊
- モルトマンと希望の神学関係3冊
- ユンゲル "Gott als Geheimnis der Welt"
- パネンベルク『組織神学の根本問題』
- ハルナック『キリスト教の本質』
- エーベリング『キリスト教信仰の本質』
- 金子晴勇『キリスト教思想史入門』
- マイケルソン『実存と歴史』
- ボーマン『ヘブライ人とギリシャ人の思惟』
- ブーバー『人間とは何か』
- リクール『解釈の革新』
- シュミート "Pietismus"
- ルター "Freiheit eines Christenmenschen"
- 小樋井滋『愛と存在』『実存への視座』
- 関根正雄『人と思想 内村鑑三』
- 遠藤周作『死海のほとり』