2-1動詞の形

  • 活用。主語の人称・数、時制、態、法に基づいて動詞が形を変えること。
  • 人称変化。活用の中で、主語の人称・数に応じて動詞の語幹に異なる語尾が付加されること。
    • 主語と定動詞が人称・数において一致することを呼応と言う。
      • 異なる人称の主語がundで結ばれる場合は、上位の人称の複数形に呼応。ich und du -> wir
      • oderやsondernによって結ばれる場合は、後半の主語に呼応。weder ... nochの場合は複数形。
      • 集合名詞を伴う複数形の名詞句の場合、単数形でも複数形でも呼応する。
      • es [das] を主語とする紹介文の場合、述語名詞に呼応。Das sind meine Freunde.
    • 人称語尾を伴う形を定形、主語に無関係な語尾を伴う形を不定形と言う。分詞も一種の不定形。
  • 3要形。不定詞の形と過去形(1・3人称単数形)と過去分詞の3つの形のこと。3基本形とも。不規則な活用を学ぶために不定詞以外に過去形と過去分詞も覚える必要がある。
  • 強変化動詞、弱変化動詞、混合変化動詞。
    • 強変化動詞。幹母音を変化させるだけで過去形を、接頭辞ge-と接尾辞-enを付けて過去分詞を作る。
      • 「不規則変化動詞」といっても、8つのタイプに大別できる。
    • 弱変化動詞。接辞-t-と人称語尾-eを付けて過去形を、接頭辞ge-と接尾辞-enを付けて過去分詞を作る。
    • 混合変化動詞。幹母音を変えて接辞と人称語尾で過去形を、接頭辞と接尾辞を付けて過去分詞を作る。
  • 特殊な3要形。規則変化形と不規則変化形を合わせ持つ動詞がある。
    • 意味用法に応じて。bewegen(規「働きかける」不「震撼させる」)、schleifen(規「研ぐ」不「出す」)
    • 他動詞だと規則、自動詞だと不規則。erschrecken(「を驚かせる」「驚く」)、haengen(「を掛ける」「掛かっている」)