イエスの風音

 それに対してこちらは非常に読みやすい。工藤弘志『イエスの風音』(自費出版、1997)。週報に連載されたコラムを伝道所創立三十周年記念行事として本にしたもの。2ページで1つのコラムで、前後関係もほぼないので、好きなところから気楽に読める。とにかくたくさんの本を読んでらっしゃるなあ、という感想。明治、大正期の日本の聖書に関する書物から最近のイエスを主人公にした小説まで、またキリスト教と関係ない書物も。秋学期から受講し始めたのだが、この人のルカ原典を読む講座も面白い。今日は「不義の管理人の譬え」の箇所だった。先週は沢知恵騒動で欠席してしまったが、今日行くといきなり最初の節が担当になっていて焦った。ちゃんと予習してないとすぐにボロが出てしまう。