聖書神学2回目

 今日はパソコンでノートをとっていたお陰か、眠くなりませんでした(笑)。
・新法王の話。ラッツィンガーはドイツでは有名人。教義学者。かつての同僚にキュンクなどがいる。
保守的な人物。女性の聖職、同性愛を認めない。フランス、イタリアなどのカトリック国では歓迎ムード。南米では冷たい反応。
エキュメニカル運動に積極的。91年のルーテル教会との「義認の教理についての共同宣言」で主要な役割を果たした。
著書多数。翻訳されているものは『キリスト教入門』など2冊ほど。そのうち『信仰と未来』(田淵文男訳、あかし書房)は神学部図書室にあり。194.01||R12
ファンクラブサイトまである!
http://www.ratzinger.it/

・聖書(学)と神学の乖離
神学とは・・・神をテーマとする<神とかかわりながら叙述する>言説。
宗教学は、ある宗教を外側から研究。宗教の社会的な役割などに特に注目するのは宗教社会学。それらと神学とは別の学問。神学は主体性が問題となる。それに対し、聖書学は宗教学に入りつつある。

・聖書神学
2つに分離してきている。
 1.聖書の中での神学は。著者や編集者の神学はどのようなものか。・・・歴史的、叙述的
 2.聖書と合致した組織的神学。組織神学の根拠づけに聖書を利用。・・・将来的、組織的
学問的に明確に分離したのはガーブラー(J. Ph. Gabler, 1753-1826)。詳しくは下記の本参照(現在でも入手可能です)。
http://d.hatena.ne.jp/lonestar/20050414#p2