カルルさんの贈りもの

 塾の教室の本棚を眺めていたらこの本が見つかった。本の持ち主は一緒にギリシャ語の特訓クラスに出て下さっている方で、この本のことを知っていると言ったら、やるよ、って仰った。んで、帰りの電車の中で途中まで読んだ。これは、ニフティの「ハレルヤ・ハレルヤ」というクリスチャン・フォーラムで生まれた本。ちょうどぼくがハレハレに参加し始めた頃に出版されたようで、カルルさんのことはこの本のプロジェクトを通してしか知らなかった。しかも、乗り遅れた感もあったのか、いや、そもそもまるで知らない人のことだからだろうが、そのプロジェクトにも殆ど興味を持たなかった。しかし、ことある度にカルルさんの名前が出てくるので、気にはなっていた。この本を読んで、カルルさんが亡くなったのは40前だということを知って驚いた。もっと年配の方を想像していたからだ。FLORDでの対話を読んでいると、こうした対話ができたパソ通が懐かしく思える。インターネット時代になってこうした上質の議論の出来る場がなくなったのはとても残念だ。

 isbn:4873952832

カルルさんの贈りもの ネットワークを駆け抜けていった「労働司祭」鈴木吉信牧師の歩み
FLORD「カルルさんの贈りもの」編集部

キリスト新聞社 1996-11-20
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