Josephus and Faith

大学の図書館にリクエストしていた本が手許に届いた。リクエストしたのはだいぶ前の話で、その時は副題まではわからなかったのだが、届いた本を開いて目に入った副題に見覚えが。著者の名前も見覚えが。そう、id:lonestar:20041006に書いたゼミレポートに取り上げた論文のひとつが、リンゼイのものだった。本書は、1990年にドイツ語で提出された学位論文の英語版ということらしい。目次を見る限りでは、第一部で非宗教的な書物での使われ方、七十人訳、ベン・シラの書、フィロンでの使われ方を丁寧に検討し、第二部でヨセフスと新約の場合について更に細かく検討されている。結論でブーバーの2つの信仰が批判的に取り上げられているようだが、詳しくは読んでみなければわからない。