図書館に残って日記を書いていると、寂寥感がこみ上げてきた。祈りへの呼びかけの声がその思いを強くした。この大学に来た当初は、なんと騒がしい放送なんだろう、こんなのが一日に何回も流れるのか、と気が重くなっていたが、この声を聞けるのもあと数回しかないと思うと寂しくなる。
 眠かったので、机に突っ伏してちょっと寝た後、また日記を再開した。