古本まつり

 京都にお住まいの本好きの方、もう行かれたでしょうか。百万遍知恩寺で開かれている古本まつり。ほんとは昨日行くつもりだったけど、結局時間がなくて今日行きました。しかし、平日のお昼で人もそれほど多くなく、いい天気だったんで、良かったかも。
http://www1.kcn.ne.jp/~kosho/koshoken/event.html
 長居しないつもりだったのに、やっぱりついつい全部見ないと気が済まなくなってしまうもんですね。結局、3時間以上そこにいました。大した収穫もなく、雑誌を3冊買っただけですが。基本的に目につくものは以前から探しているような分野の本だし、値段を見たらぜひ買いたくなる値段でもないし、思わぬ分野の本が目に留っても、相場を知らないから買わないでおこうと貧乏性が出てしまうし。まあ、おまつりなんで、参加することに意義がある、ということで。やっぱり、本を眺めて回るだけでも楽しいもんですね。みんな、黙々と本ばかりを見ています。
 買ったのは、1冊は以前から探していた現代思想の「聖書は知られているか」という特集が組まれた号。田川建三、荒井献、大貫隆、青野太潮、佐藤研、八木誠一、土岐健治などなど、豪華です。900円でそれほど安くはないけれど、ネットで買えば送料が必要やし、まあ、なかなか見つからんもんなんで、入手。それから、同じ雑誌のユングが特集された臨時増刊号。これは500円で安かった。もひとつ、批評空間の「宗教と宗教批判」という共同討議が載ったもの。これまたあまり見ないし、700円と安かったので、入手。9年前の田川先生を見ることができます。髪がちょっと多いくらいで、あまり変わってない。この雑誌を最初に見つけて、入り口の方だったんで、色々見て回ってから買おうと思ったら、どこの棚にあったか思い出せない。何度も何度も同じところをぐるぐる回ってようやく見つけ出した。そんなことにならないように、これから行かれる方は、欲しいと思ったものはすぐ買うか、どこにあるかをちゃんとおぼえてから、次を探しにいくようにしましょう。(笑)
 古本まつりは1日から6日までやっています。春と夏にもやっているようで、春は5月の連休中に京都市勧業観にて、夏は8/11-16に下鴨神社にて。春は近くだけど、行けそうにない。残念。