地震

 大きなニュースになっているので、一応簡単にご報告。定刻の朝6時半にフェリーは門司港に着き、バスで小倉へ。そこからJRで博多まで。8時過ぎに着き、チャリを組み立てて帰ろうとするが、ブレーキの調整がうまくいかないので、何度も止まって調整する。そうこうするうちに行こうと思っていた教会の近くを10時頃に通りがかったもんだから、礼拝に出ることにする。そしていつものように礼拝が進行し、説教が始まってしばらく経ってちょっとうとうとしていた時にそれは起こった。かなり古い教会で、照明が大きく揺れている。牧師は、「福岡にしては珍しく大きな地震でしたね。牧師館は大丈夫だったかな?」と言っただけでそのまま説教を続ける。後に座っていた牧師夫人がこっそり出て行く。横ではご婦人が「主よ、お守り下さい」との言葉を繰り返している。外が騒がしい。ヘリコプターの音や、騒ぎ声が聞こえる。状況がわからないので、だんだんと心配になってくる。説教が終わると退席する。壁に立てかけていたチャリは倒れていた。スタンドを取り付けたんだから、スタンドも立てておくべきだった。後のライトの軸が折れている。一つ目の被害。ともかく家に向かう。普通に人は歩いている。車も通っている。途中、街角でラジオのニュースが流れているので、立ち止まって地震の状況を知る。自分がいる地域が一番揺れた地域のひとつに挙げられているではないか。実家の方は少しマシなようだ。しばらく行くと、歩道が盛り上がって壊れているところがあった。壁の一部が倒れているところも。たまたま同じ方角に向かっていた自転車のおじさんと話をする。70年住んでいるがこんなのは初めてだ、とのこと。ぼくが初めてなのも無理ない。ケータイは全くつながらない。ともかく家へと急ぐしかない。実家に近づくにつれ、街は落ち着いた感じになってくる。しかし、閉めてしまった店が多い。実家のすぐ近所の母教会の前に来たところで母に会った。山口に家族旅行の計画だったのだが、とりあえず家で待機することに。家に帰り着いて被害の程を調べてみたが、いくつか物が散らばっている程度で、大したことはなかった。ある程度は父が片づけていたようだが、父が全く見てなかったぼくの部屋の感じからして、大したことにはなっていない。NHKはひたすらこのニュースをやっている。ニュースを見れば見るほど、大きな被害を受けた方もいらっしゃったことがわかる。高速道路や地下鉄なども利用できず。旅行は中止。その後も余震が続き、こうして書いている今も何度か揺れた。でも、ともかく今のところは大した被害もなく、普通にしている。ということで、ご心配くださった方々、ご安心を。